フラの豆知識
イプ (Ipu Heke 'Ole)
ハワイの楽器、いろいろありますね。
プイリ、ウリウリ、イプ、イリイリ、カラアウ、プニウ。
どの楽器でも、持って踊ると心が弾み、楽しくなります。
生徒さん達は、新しい楽器を手にするたび、とても楽しそうに音を出して遊び始めます。
まるで子供のような姿が可愛らしいです。
が。そのうち、「静かにして~」「話してるときは、音出さないで~」と注意されます(笑)
今日の主役はイプ
イプは、日本語で「ひょうたん」
AEDの講習で行った五香消防署にあったイプ。
楽器としてのイプ
U TE、U TETE(ウッテ、ウテテ)と 二種類の音を組み合わせて踊ります。
U(ウ)は、手のひらの一番下の部分で底の側面を叩き少し低い音を出し、
TE(テ)は、親指以外の4本の指の腹を使って叩き少し高い音を出します。
底の真ん中の凹んだところは、ピコ(おへそ)
大切な場所なので、叩かないようにします。
イプヘケ(Ipu heke)
写真があったような気がして探したら、ありました。
なんか私若いぞ。
それはさておき、これがイプヘケです。
「ヘケ」の意味は「上」
「イプの上にイプ」という意味になります。
その名の通り、2個のひょうたんを繋ぎ合わせています。
イプヘケは、踊りに持って使うのではなく、主に指導者の伴奏に使われます。
ちなみに、普通のイプの正式名称は、イプヘケオレ(Ipu Heke 'Ole)
直訳すると、「イプ上ない」
文字通り👍
イプは、古代からハワイで生活の多くの場面で使われていました。
ハワイの土地には粘土がないので、 焼き物を作ることができなかったため、お鍋や食器はイプを使って作っていました。
漁師は、水に浮くイプに釣り針などを入れ、カヌーの転覆から大切な漁具を守っていました。
イプは、食器から楽器まで、生活に欠かせないものでした。
生まれたての若いイプ
美味しそう。
きっと昔のハワイの人も最初はそう思ったのではないかしら😊