フラの豆知識

 / 投稿者:池田悦子

山(マウナ・mauna)

ハワイの大自然を歌うハワイアンソングには、山が多く登場します。

山のハワイ語は、マウナ(mauna)ですが、山を表す言葉は、他にも
パリ(pali) ヒラ(hila) クアヒヴィ(kuahiwi) ウカ(uka)等があります。


パリ(pali)

崖、断崖絶壁。

とがった峰のような急勾配の山を表します。

ナーパリ(nā pali)は、たくさんの絶壁が並んでいる景色のこと。

時間の経過が造る岩肌は、畏敬の念すら覚える絶景です。

映画のロケ地になっているカウアイ島のナーパリ・コーストが有名です。


ヒラ(hila)

英語のhillと同じで、丘を表す言葉です。

ヒラと聞くと、カイマナヒラ(kaimana hila)が思い浮かびますね。

カイマナ(Kaimana)は、ダイヤモンド。
ご存知ダイヤモンドヘッド。


クアヒヴィ(kuahiwi)

丘よりも高い山。高い丘の斜面。
これらを表している言葉です。

クアヒヴィは、フラソングの中にたくさん登場します。

山の振り付けは、高い山、山を見上げる等、表現しやすいのですが、歌詞が山だらけの歌(例えばHe wehi aloha等)は、やっかいです。

山を表す数種類のフリを組み込むため、山の斜面を表すフリも入ってきます。

山の斜面は、手の位置を群舞で合わせるのが難しい。
ですが、そういうふりほど、美しい。

山が多く歌詞に登場する曲は、難しい挑戦曲になってしまいます。

[オアフ島マウナヴィリ]
雨のあとに滝が現れる時が美しいです。


ウカ(uka)

陸地。

海からそれほど離れていない場所で、山に近い場所。

ハワイアンソングによく出てくるi ka uka は、山へ。
ちなみにi ke kaiは、海へ。

ウカ(uka)は、山になっていく手前の場所~海に向かってビーチの手前までの場所限定の言葉だと思います。

前が海、後ろが山という最高の場所ってことですね。

うちのスタジオは、前が駅、後ろに向かうとセブン&アイの駐車場というこれはこれで最高の場所です。


話は変りますが、古代ハワイの人は、土地を分割する時、山の頂上から海に向けて放射状に分割していました。

そして所有地の境界には、カマプアア(豚の神様)の置物を置いて境界線としていました。
なんてのどかな土地分割なのでしょう。

マウイ島カフルイにある小さな博物館に、その貴重なカマプアアの像があります。

うちのスタジオのバミリは、マスキングテープです。

以前はビニールテープを使用し貼りっ放しにして、剥がした時にはコルク床が悲惨な姿になっていたので、リフォーム後はマスキングテープを使用しています。
いい感じです。 

以上、本日の豆知識
山からのカマプアアからのマスキングテープでした。