フラの豆知識

 / 投稿者:池田悦子

Pearly Shells(パーリーシェルズ)

日本でも幅広く親しまれている ♪Pearly Shells(パーリーシェルズ)

英語の歌詞なので、ハパハオレソングと考えがちなのですが、違うのです。

カラカウア王の時代、100年前からある歌  ♪Pupu a`o `Ewa (ププアオエヴァ)に、のちに英語の歌詞がつけられ、1960年代に大ヒットしたハワイアンポップスです。

面白いのは、ハワイ語版と英語版、歌詞が全く違うところです。


♪Pearly Shells(真珠貝の歌)

小さくて可愛い真珠貝よりもあなたを愛している。女子にはたまらないラブソング。

♪Pupu a`o `Ewa(エヴァの真珠)

真珠貝が獲れた喜びや、さめの神様を歌っているハワイのトラディショナルソング。
(エヴァとは、パールハーバーあたりの地名です。)

全く違う内容の2曲の歌ですが、共通するのはもちろん「真珠」です。


古代ハワイアンにとっての真珠貝

古代ハワイアンが美しい色の鳥の羽で作られたレイを珍重していたことは、フラを楽しむ人にとっては、キオスクは駅の中くらいそんなの常識です。

香り高い花のレイや、希少な植物のレイもハワイアンの宝物。

ですが、真珠のレイの話は聞いたことがありません。

様々な種類の貝殻は、古代からレイにも飾りにも使われていますが。

日本でも武田久美子が使っていました。
(わかる人にしかわからない)


真珠貝の使い道

貝を食しシェルを装飾品としていた記録はありますが、真珠を珍重していた記録はないようです。

「美味しい食べ物、おしゃれなシェル」として、他の貝と同じ様に、海からの贈り物を感謝と共に享受していたのではないでしょうか。

実際、真珠の資産価値が西洋から伝えられ、真珠の採取がされ出したのは、約200年前、カメハメハ大王の時代です。

その後、真珠貝はダイヤモンドのような特別な貝となったのでしょう。

しかし、180年前頃、がけ崩れによりパールハーバーの海底に泥が沈み、真珠貝の死滅を招き採取できなくなりました。


♪Pupu a`o `Ewa は、100年前のハワイの人が、そのもっと100年前、パールハーバーで真珠貝が獲れた頃のハワイを語った物語ということですね。

今は幻のエヴァの真珠。

獲れた喜びを歌った♪Pupu a`o `Ewa を踊るとき、その明るい曲調に合わせ、真珠のように可愛く、そして楽しく踊りましょうね。

次回 ♪Pupu a`o `Ewa いっときます。