ブログ
blog
松寿園(松戸市六高台)
主宰者ブログ秋の暖かい陽が射す10月の日曜日。
心もフラも、準備万端!
この日の訪問は、特別なのです。
愛しい仲間に会いに。
ご入居施設に、感謝を届けに。
3年前ご自宅で倒れ、突然会えなくなった生徒さん。
ずーっと一緒だったオルオルさんは、
心配で心配で、会いたくて、さみしくて。
でも、皆黙って祈り続け、時は流れました。
そして、遂に朗報が!
病院から施設にお移りになったと!
行くわよ!
観覧席の一番前の真ん中に、いらっしゃいました。
クラスドレスを着て、待っていてくださいました。
「どんなに嬉しくても、思いが溢れても、泣くんじゃねえぞ!」
集合場所で、自分とみんなに課した本日のミッション。
「自分を越えて、笑顔を届けましょう。」
力強くうなずき合いました。
いよいよ開幕です。
ハワイに飛んだ設定で、♪ This is paradiseでご挨拶。
可愛さに、どよめく観客席。
オープニングに続くのは、オルオルさん。
目の前には、3年越しの想い人。
溢れる感情を抑え、笑顔で踊ってくださいました。
選んだ思い出の曲 「エピリマイ」に、目は閉じていても手が動いていました。
オルオルさんの喜びが、フラに溢れていました。
続いては、先生方。
明るく軽快な ♪ ヘ レイ アロハ
最高にかっこよかったです。
オルオルの八恵先生に、特別に「おさわりOK!」を出しました。
♪ポロ レイ オイアイオ
楽器、親子共演、可愛い衣装。
見どころ満載の1曲でした。
♪カ ノホナ ピリ カイ
歌の最中、「海の故郷が恋しい」と歌詞をお伝えした時、フラを見ながら涙をぬぐったかたが。
4人の優しいフラが、心に響いたのでしょう。
♪ ヘ メレ ノ リロ
使命感を持って踊る子供たちに、心打たれました。
♪ ナ プア モハラ
重みのある温かいフラは、願いを叶える花のようでした。
ご近所友達にも、「おさわりOK」を出しました。
♪ パーリーシェルズ
綺麗に揃ったフラと、愛らしい表情は、一番の贈り物です。
♪ ウア ラニ ピリ イ カ ナニ オ パパコレア
また一緒に踊ろうね、と優しく語りかけているようでした。
1曲毎に、歌の内容を楽しくお伝えしています。
「次の曲は、嫉妬に狂う女の歌なんです。
浮気されて、きぃ~悔しぃ~と女神ペレが怒ると、ハワイの火山が爆発!」
など、少々乱暴な意訳ですが、フラを楽しんでいただきたい。
♪ アイア ラオ ペレ イ ハワイ
歌詞説明の前振りを受け、表現いっぱい踊ってくれました。
♪ ブルーハワイ
観客席うっとり。一体感に私もうっとり。
♪ ノ ワイメア ケ アロハ
母性あふれる5人の美しいフラが、ラストを飾ってくださいました。
思わず「ありがとう」とつぶやきました。
フラご披露後は、一緒に楽しみましょうタイム。
まずは、ハンドモーションクイズ。
元気が増していく観客席。
楽しいひと時です。
一緒に踊りましょう。
一緒に声を出しましょう。
♪ 月の夜は 「オーイェ~イ!」
♪ 浜に出て 「あっは~ん」
♪ 綺麗なレイをあげましょう「どうぞ」
「アンコール?」と強制し、最後は ♪アロハオエ
こどもたちも、大人たちも、
愛情いっぱいのフラを披露してくださいました。
ありがとうございました。
終わったとたん、駆け寄るオルオルさん。
「はい、1人1分。」パンダを越える人気者。
<終了後は、交流タイム>
ドレスの中に隠し持っていたマスクを着用し、おしゃべり交流が始まります。
「新婚旅行はハワイだったの。」
「ぼく、英語ぺらぺ~ら」
あちらでもこちらでも、それぞれ話が弾み、会場が一気ににぎやかに。
誰もが優しい目をしていました。
お部屋にお戻りのかたの送り出し。
ディズニーのキャストのような生徒さんたち。
やっと、しっぽり。
ご主人様、お嬢様、妹様がたと、嬉しい記念撮影。
着替え終えても、熱が冷めやらず、言葉にもならず。
なぜか「あっは~ん」で、終了。
幸せな気持ちいっぱいで施設を出ると、綺麗な夕焼け空でした。
帰っていく生徒さん達の楽し気な後ろ姿を見送りながら、
夕焼け色のドレス姿を思い出しました。
過去と今が、美しい夕焼けの中につながりました。
帰りがけ、若い女性スタッフさんから、思わぬ質問を受けました。
「Youtubeで動画を探しているのですが、オルオルで検索しても出てこなくて。」
???
訪問前の打ち合わせメールの中に、オルオルの動画のURLを添付させていただきました。
元気な頃の美しい姿と優しい笑顔を見ていただきたくて。
その動画を、なんとデイケアルームの大きなテレビで、スタッフさんとご入居の皆様で観てくださっていたそうなのです。
他の動画もないか、探していたそうなのです。
施設長、福施設長はじめスタッフの皆様が、今回の訪問の目的を深くご理解くださいました。
ドレスを着ての観覧も、お嬢様と話し合って準備を進めたそうです。
ご家族。松寿園。ポーマイ。
感謝し合いながら、同じ思いでつながりました。
思いはひとつ
ご家族の深い愛情と献身に、心から敬意を捧げます。
あの日の夕焼けよりも、美しく温かい光でした。











































