フラの豆知識
Kaona カオナ
フラの一番の魅力は、心で踊ることではないでしょうか。
自分の人生に乗せたり、女優になったり、その楽しさは格別ですが、歌詞の理解がそのベースにあります。
歌の中のハワイ語には、「隠された意味」があります。
たとえば、プア(花)は、愛する人。
レイは包み込む愛を表現していて、いい香りはその人の魅力を表します。
鳥は恋人だったり、花々を飛び回る鳥はプレイボーイのことだったり。
「隠された意味」 それをカオナ(kaona)と言います。
短い言葉の中に、複数のカオナを含むこともあります。
例えば、「レイ ロケラニ」
直訳すると薔薇のレイという意味ですが、薔薇はマウイ島花で、レイは「人」を指すカオナもあるので、「マウイ島の人々」という解釈にもなります。
更にそこには、「温かい人々」「生まれた土地への愛」 「島の歴史」など、その曲の背景によって、様々なカオナが含まれていたりします。
間接的な表現を楽しむハワイの文化が、そこにあります。
ハワイ語は、アルファベット13文字で構成されています。
たった13文字が織りなすハワイアンソングの世界の広がりは、カオナによって無限です。
貴女のプアは 誰でしょう?
最初のレッスンは、この質問から始まります。
キムタク、Xジャパンのヒデ、横浜流星、野口五郎、シナモンロール Etc.
生徒さんの年齢幅とともに回答幅も大きいです。
こんな回答もあります。
「昔の橋幸夫。今はなんであんなに夢中だったか意味がわからない。」 一同大笑い。
「主人」 一同驚く。
「・・・言えません」 一同喜ぶ。
回答内容に関わらず、全ての生徒さんが最高に可愛い表情を見せて下さる瞬間です。
♪パパリナラヒラヒ
pāpālina 頬、ほっぺ
lahilahi 上品で美しい
フラダンサー定番のレッスン曲です。
実は、カオナにはユーモアたっぷりなものあり、パパリナラヒラヒのカオナ(隠された意味)は、なんと「お尻」です。
ハワイで、パパリナラヒラヒを踊る男性が、パパリナ(ほっぺ)のフリのところで、自分のお尻を触り、笑いを起こしているのを見たことがあります。
ハワイの人々が集まり、ルアウ(屋外パーティー)が始まると、フラが始まります。
宴の席での「パパリナラヒラヒ」は、男性が踊っても女性が踊っても楽しいショータイム。
皆さんが踊るパパリナラヒラヒは、上品で美しい頬の女性。
カオナを理解しつつ、明るく楽しく思わせぶりに踊るも良し。
ケイキちゃんが踊るのは、可愛いほっぺの女の子。
フラの魅力は底なしです。