フラの豆知識
He mele no Lilo ヘ メレノ リロ (リロの歌 )
ディズニー映画 「リロ&スティッチ」で、リロがフラを踊る印象的なオープニングシーンを飾る曲です。
作曲は、マーク・ケアリィ・ホオマル。
歌は、彼とカメハメハスクール児童合唱団です。
ポーマイでは、2006年のホイケでケイキが初めて踊りました。
(ママが生徒のケイキちゃん達。今はもう大学生や立派な社会人に。)
アーチを描く(pipi’o) 虹(ānuenue)の色(waiho’olu’u)は、比類なき(hālike ‘ole)美しさと謳っています。
カラカウア王を讃えたメレ
燃えるキラウエア火山(Ke ā maila i Kilauea)を守る(mālamalama)神聖な女性(wahinekapu)というのは、火の女神ペレのことです。
「山が燃える」ところは、力強く踊りましょう。
ウヴェカフナ(Uwēkahuna)は、キラウエアの崖の名称で、神聖な崖カアウエア(I ka pali kapu o Ka'auea)と呼ばれています。
王族( ali'i)は、鳥を捕らえる人( kia manu)というのは、ハワイ固有の小さなミツスイ鳥(mamo)黒い羽毛のオオのわずかな黄色い羽で作られた最高級のケープをまとえるは王族のみであることを意味しています。
そして最後は、ハワイの美しい花(Ka pua nani a'o Hawai'i)と、カラカウア王を讃え('O Kalākaua he inoa) 終わります。
この曲を初めて聴いた時、つなぎの部分の音にゾクゾクしました。
短いつなぎ部分の振り付け、何気ないようで生徒泣かせの難所となっておりますが、なんだかんだ言って気に入って下さっていること、知ってます(笑)
カラカウア王
選挙により王座についたカラカウア王は、白人宣教師に禁止されていたフラを復活させた王として有名です。
フラはハワイの精神ですから、ハワイ優位の証明なのだと思います。
快活で社交的なカラカウア王は、メリーモナーク(陽気な王様)と呼ばれ、ハワイの権威あるフラ大会の名称ともなっています。
アメリカ旅行で「公園」という存在を知り、カピオラニ公園(ワイキキからダイヤモンドヘッドまで広がる公園)を作ったのもカラカウア王です。
ちなみにカピオラニとは、カラカウア王の妻の名です。
カラカウア王のエピソードで、非常に興味深いものがあります。
世界旅行で日本にも立ち寄った際のこと。
なんと!!
明治天皇に、ご自分の姪っ子(当時5才のカイウラニ)と、日本の山階宮定麿(やましろのみやさだまろ)との縁談を申し込んだそうです。
天皇家の~の宮のまろ様に!
カイウラニ王女は聡明なハーフ美人ですが、そういうことじゃないですよね・・・
ハワイの王族と日本の天皇家の縁談は、当然、まとまらず。
カラカウア王のファンになりそうなエピソードです。
お酒が大好きな陽気な王様は、お酒で体を壊し55才で亡くなり、そのあと王座は、妹のリリウオカラニが引き継ぎました。
ちょうど今、南柏教室がヘ メレ ノ リロのレッスンをしています。
子供も大人も大好きな曲。
これからも楽しんで踊っていただけたら、嬉しいです。