フラの豆知識
ハパ ハオレ ソング とは?
ハワイの音楽に ハパ ハオレ ソング というものがあります。
hapa(ハパ)は、半分
haole(ハオレ)は、白人
半分白人の歌 という意味で、英語で歌われたハワイアンソングのことです。
100年前頃(昭和初期)に生まれた新しいジャンルです。
その頃、ハワイが憧れのリゾート地として注目され、ハワイを舞台にしたハリウッド映画も作られました。
青い海、白い砂浜、南国の植物、緑の山々。
パラダイスのような大自然ハワイに、アメリカから船で観光客が多く訪れるようになりました。
ハワイ語がわからない旅行者のために、英語の歌に合わせたフラが大流行し、ロコガールが笑顔で踊るフラに観光客は魅了されました。
ハワイのおもてなしの心を体現したパパ ハオレ フラ。
ゲスト(旅行者)を喜ばせるために踊る。
まさにアロハスピリットですね。
ハパ ハオレ ソングの誕生(一部)
1920年代
Hula blues(フラ ブルース)
Hawaiian wedding song(ハワイアン ウエディング ソング)
Haole Hula(ハオレ フラ)
Hula lady(フラ レディ)
1930年代
Blue Hawaii(ブルー ハワイ)
To you sweet heart Aloha (トゥ ユー スウィート ハート アロハ)
Little Brown Gal(リトル ブラウン ギャル)
Do the Hula(ドゥ ザ フラ)
Royal Hawaiian Hotel(ロイヤル ハワイアン ホテル)
Sophistiketed Hula(ソフィスティケイティッド フラ)
Waikiki(ワイキキ)
1940年代50年代
Beyond the reef(ビヨンド ザ リーフ)
Lovely hula girl(ラブリー フラ ガール)
Lovely hula hands(ラブリー フラ ハンズ)
My sweet gardenia lei(マイ スウィート ガーデニア レイ)
My yellow ginger lei(マイ イエロー ジンジャー レイ)
Mapuana(マプアナ)
1960年代以降
Pineapple princess(パイナップル プリンセス)
Pearly shells(パーリー シェル)
Tiny Bubbles(タイニーバブルス)
Lahaina Luna(ラハイナ ルナ)
I feel in love with Honolulu(アイ フィール イン ラブ ウィズ ホノルル)
The road that never ends(ザ ロード ザット ネバー エンズ)
Hanalei moon(ハナレイ ムーン)
ゲスト
ディズニーワールドでは、お客様を「ゲスト」スタッフを「キャスト」と呼ぶそうです。
キャストというと、映画等に出演する役者。
ディズニースタッフの方々は、ディズニーワールドに一歩踏み込んだ時から、ご自分の役を美しく演じなければいけない、そういう任務をこめた呼称だと思います。
私たちがディズニーランドやシーで踊ったとき、「ゲストキャスト」と呼ばれました。
つまり、半分キャストとして、ゲストのためのパフォーマンスを求められているということ。
これに私の心はくすぐられ、デザインにも熱が入りました。
シーファイナルは、ラハイナルナとソフィフラで構成しましたが、どちらもハパハオレソング。
ハパキャストとしてハパハオレフラしてきました ←もはや意味不明
この日、朝けっこうな雨。
控え室で中止の可能性も言われていましたが、ステージ直前で雨が上がりました。
あれはありがたかったですね~。
ハワイのゲスト(旅行客)に喜ばれるために誕生したハパ ハオレ ソング
100年近くたった今でも、ここ日本で愛され続けています。
その魅了は永遠です。